今日は咳がひどくてかなり苦しいので夕方まで部屋で休むことにしました。
昼食をとりに同じ通りのすぐ近所のクラウン・プラザ・ホテルに出かけました。けっこう有名なレストランのあるホテルです。
ホテルは改装され、ずいぶんきれいになったのですが、肝心のレストランが見つかりません。バーがあったのでそこできくと、「レセプションの向かって右側です」と教えてくれたので行ってみましたが、みつからず、ウロウロしていると日本人らしき女性に「こんにちは!」と声をかけられました。こういう状況では私の防衛本能が作動し、"Guten Tag!"と答えて通り過ぎました。当地で日本人あるいは日本人を求めている人と知り合いになって良い経験はあまりありません。それに風邪で体調が悪いので人と話したくなかったのです。
結局レセプションに行ってレストランの場所をききました。そうしたら
「レストランは今やっていません。6階にできる予定です。」
「ということは今はレストランは営業してないのですか?」
「そうです。」
仕方がないので雨の中をカフェかレストランを探して歩きました。しかし、看板はあがっているのに中は廃墟(?)だったり、あるはずの店がなかったり。これがベルリンだと半年前にあったものが同じところにある保証はありません。それほど街も店もかわります。けれど、のどかなザルツブルクではそう急速に街はかわらないと思っていました。
カフェとアジア料理屋が並んでいたのでカフェのほうに入ったら実は両方同じ店でした。よくわからないメニューが並んでいるので一番安全そうな「鶏肉入りやきそば」を注文しました。それと「しぼりたてオレンジジュース」も。
まず出て来たのは全然しぼりたてではない、ソーダの入ったジュースでした。それから出て来たやきそばはグルタミン酸ソーダの匂いがプンプン。店員さんにきいたら中華系のお店らしいのですが、机の上にはヤマサ醤油が置いてありました。そして割り箸には「おてもと」と日本語で書かれていました。
やはり次は駅前のウィーン料理店に行こうと決めました。
帰りに薬局に寄って近医を教えてもらおうとしたら、薬局には鉄格子が!土曜日の営業は12時まででした。
東京や大阪といった都会で生活をしていると、ベルリンですら不便に思うことがあります。ましてやザルツブルクでは、生活を比較すること自身が無理です。