2013年3月23日土曜日

ドイツ人の言うものの大きさや距離、広さに注意!

今回、ハンブルクははじめて訪れた街であったので、よく道をききました。(正確に言うと1979年7月、東京からアンカレジ経由でハンブルクに到着し、そこで友人のお兄さん夫妻のところで朝食を取ったが、街を見なかった。)

「市役所?ああ、すぐその角ですよ。」

(”Das Rathaus? Das ist gleich um die Ecke.”)

なんて言われたものの2ブロック歩いても市役所は見当たらず。結局10分ほど歩いたように思います。

ベルリンでお医者さんに行った時も、ホテルで、

「xxx 通りを渡って左にちょっと。各科クリニックのビルはすぐその角ですよ。」

("Sie überqueren die xxx Straße und gehen ein Stück weiter nach links. Das Ärztehaus ist gleich um die Ecke.")

咳き込みながら雪降る寒い通りを渡り、番地を確認しながら歩きましたが「すぐその角」という距離にクリニックとおぼしきビルはなし。まさか、と思いましたが次の信号の手前まで歩いたら、あった!内科、総合科、耳鼻咽喉科、精神科などの入ったビルで一階は薬局。ここでした。

しかし、xxx通りを渡ってから200メートルは歩いたと思います。寒かったので長く感じたのかもしれませんが、「すぐ」なんて言われると30メートルぐらいを想像してしまいます。

ドイツではこれとおなじような経験を無数にしています。

広さとか距離、大きさに関してはどうもドイツ人と私とでは感覚が違うようです。

「広場」(Platz)なんてことばを甘くみてはいけません。

はじめての滞在時(1980年の悪夢の滞在---東ベルリン警察に6時間も拘留されていた---はカウントしないことにすると、2010年夏です。)よくトラム(市電)に乗ってアレクサンダープラッツ(Alexanderplatz)に買い物に行ったのですが、この広場(Platz)の広さは半端じゃない!

駅を出て、ショッピングモールだと教えてもらった"Alexa"(「アレクサ」)に行こうとしたものの、どこにあるかわからずきょろきょろ。何人かに道をきいたら、広場の端のほうだと理解しました。

さて、広場を端まで歩くのに何分かかったでしょう?もう思い出したくないほど遠かったです。そして、「アレクサ」はショッピングモールなのでありとあらゆる種類の店がデパート以上に立ち並んでいて、歩き疲れて何も買わずに帰りました。

ああ、その後また駅まで戻るのが遠かったこと!

レストランで食事と一緒にミネラルウォーターを注文するのに、200mlでは少ないので「大」をお願いしますと言ったら750ml入りが出てきてしまい、とても飲み切れませんでした。

とにかくピッツァなんてバカでかいし、ケーキも一切れで倒れそうになるほど。

ドイツでは大きさや距離については違った物差しが必要なようです。