2013年3月20日水曜日

とりあえず旅を終えました。

3月15日、無事に帰国しました。

帰路に関しては非常に懸念しました。というのも、北ドイツ~中部ドイツで大雪になり(今も降り続いています。)、私のいたベルリンでも市内交通も一部止まったりしました。それに何よりも不安であったのは帰る直前にドイツ国内および近隣諸国への飛行機が軒並みキャンセルされてしまい、ベルリンからフランクフルトに行けなくなる可能性があったからです。それにドイツ国内で散発的に空港のストがありましたので余計に不安になりました。

悪天候のため国際線も大幅な遅延が生じ、もし私が一日早く3月13日フランクフルト発関空行きのルフトハンザLH740便に搭乗していたら、到着が何と7時間18分も遅れていたことになります。長時間空港で待たされるのは本当に辛いです。

オルデンブルク、ハンブルクとまわり、旅は順調だったのですが、ベルリンで晴天の後いきなり温度が下がり雪になったために風邪をひき、それが悪化して気管支炎にかかってしまいました。ホテルのコンシエルジュに内科医を紹介してもらって診察を受けたものの、最初に診てくれた先生は代診の若い先生で西洋薬よりも植物エキスなど天然薬を好んで使われる方だったのですが、あいにく症状が悪化してしまったので3日後Frau Doktor(女医さん)ご本人の診察の日に行ったら、熱がありますね、炎症が広がっている可能性があるから抗菌剤を出します、そして咳には吸入薬をだしますということで薬が重装備になりました。

おかげさまで咳の発作は減り、ベルリン最後の3日間は仕事(調べものや出版社の方々との話しあいなど)もある程度できましたし、今実力が全世界に認められつつあるグルジア出身の女性バイオリニスト、リサ・バティアシュビリの弾く大変見事なブラームスの協奏曲を堪能することもできました。あ~、あの演奏は良かった!まだ耳に余韻が... バレンボイム指揮のシュターツカペレ・ベルリンも控えめながら素晴らしいサポートをしていました。

ただ、散歩と買い物だけはほとんどできませんでした。とにかく雪のあとは滑るので危なくて歩くのに慎重を要しますし、体調がすぐれなかったので、買い物をする気が全然起きず、文房具(アンペルマン製品!)を少しとキッチン用品、それにオストフリースラント茶とチョコレートを買ってきました。

外国旅行なのにこんなにお土産が少ないのはちょっと悲しいです。おしゃれな服を一着ぐらい欲しかったところです。本は多数欲しいものがあったのですが、重くて持ち帰れない上、航空便で送ると大変な送料がかかるので、通販(出版社の直販および libri.deを使って)で買うことにしました。

あっ、そうだ、シュタイフのセーラー服を来た男の子と女の子のクマのぬいぐるみを買いました。これが一番のお土産かな?とにかく可愛いのです。2010年夏にドイツに行きはじめてから今回で5回目。毎回シュタイフのぬいぐるみを買ってきているのでもう10匹以上になりました。ぬいぐるみは、ちょっとおしゃまな(しっかり気味の)女の子とおっとりした男の子をいつも組み合わせています。(笑)

目下大阪の内科のクリニックで気管支炎の治療を続けながら時差ボケ解消をしています。

3月末締切(建前 :-))の論文があり、まだ一字も書いていないので頑張らねばならないのですが、この疲労状態では集中できません。

来週頑張ろう。

一昨日から私と入れ替わりに夫がアメリカ、サンフランシスコに出張に行っています。彼が日曜日の夜に帰ってきたらようやく二人でゆっくりできるでしょう。でも論文書かねば。

ということで帰国のご報告でした。

ドイツでのさまざまなハプニングについてはまた書きます。

冬のドイツ旅行はもうこれで終わりです。もうドイツの冬に耐える体力がなくなってしまったことを痛感した次第です。年齢的衰えを何よりも痛感させられた旅でした。