2012年9月6日木曜日

音楽、演劇、舞踏、映像の世界の融合


ザルツブルクとベルリンで感じたこと。音楽、演劇、舞踏、映像の世界がきわめて接近してこれら4つの要素がひとつの公演をなしている。

今日Stage Theter des Westensでミュージカル"Tanz der Vampire"(「吸血鬼の踊り」、日本でもやっていますよね。)を見てそう思いました。

芸術をジャンル分けするのはもはや簡単でないというかあまり意味がないように思います。オペラやミュージカルでは、パフォーマーにはこの少なくとも2つか3つをみたす能力が求められるので日ごろの練習はただ事でないほどハードだろうと思います。

ザルツブルクで観た「ナクソス島のアリアドネ」にしても前半はほとんどが演劇と舞踏を伴い(もちろんプロのダンサーも出てきて見事な踊りを披露してくれましたが)、歌手自身がものすごく踊りがうまくて仰天しました。帰国したら歌手の名前や経歴について書くつもりです。

後半はあの強烈なコロラトゥラさえなければ、観ても、聴いても楽しくてたまらない強烈な公演でした。