2012年6月15日金曜日

「一般人」とは?

松田聖子さんが、再々婚を発表しました。お相手は大学准教授の「一般男性」だそうです。他にもスポーツ選手が「一般の女性」と結婚したとか、皇室の方が「一般の人」と結婚する、など芸能人や皇室の方が「結婚」する相手が「一般」人という表現をよく見かけます。(ここでは「一般の男性」、「一般の女性」などの表現をまとめて「一般人」と呼ぶことにします。)

上のような意味での「一般人」とはどういう人なのでしょうか?

セレブやスポーツ選手、あるいは皇室ではない人のことなんでしょうか?対語は何でしょうか?「特殊人」、「特別人」でもなさそうです。むかし「パンピー」(「一般ピープル」の略)という語がはやりましたが、「非パンピー」?いくら何でも変ですね。

皇室の話だけはちょっと別にしましょう。なぜならば、皇室の場合は「一般人」は「皇籍にない人」という意味で使われていると思われるからです。

では、皇室以外のケースで「一般人」と言われる人は「何」でない人なのでしょう?

この「一般人」には一対一で当てはまる対語がないように思います。ケースバイケースで「一般人」の対語は変わってくるようです。「スター」、「セレブ」、「芸能人」、「スポーツ選手」など名の知れた人であればいずれも「一般人」の逆たりえるようです。メディアに露出している人たちです。

今思いついたのですが、世界を驚かせるような能力をもった「ハッカー」が結婚する場合、やはり「ハッカーの○○氏、一般女性と結婚。」となるのでしょうか。

さらに、極悪犯罪者が「一般の女性」と獄中結婚する、と言いますか?いや、「支持者の女性」と獄中結婚でしょうか?そういえば死刑囚詫間守は獄中結婚していました。ちょっと調べてみたら、相手は「支援者の女性」となっていました。

考えれば考えるほどわからなくなって来ました。

世の中に特別強い影響を及ぼすことのない人を一般人と呼ぶのでしょうか?

いやちがう!「一般人」とはプライバシーの一応ある人のことではないでしょうか?

有名人、ことにメディアに露出している人はプライバシーなんてないでしょう?その逆の立場の人が「一般人」では?

考えれば考えるほどわからなくなるので、そろそろやめます。

しかし・・・「オタク」の対語として「一般人」ということがありませんか?

今日はこの辺にしておきます。

malte@k2r.org