音楽と言語をめぐる私のブログ、約一年間凍結していました。
主な理由は私がTwitterに夢中になっていたことです。しかしそれ以外にも、まとまった文章を書く時間や体力がなかったことも原因していました。
いよいよ2014年度の授業も始まりますので、授業の話に加え、音楽、言葉(あえて「語学」とは言いません。語学は専門家の間では「外国語の勉強」という意味ではなく、言語そのものを研究する分野の名前だからです。)について雑文を連ねてみたいと思います。
書くことは何百もあるのです!
昨年の8-9月にはザルツブルクとベルリンと(一日だけ)チューリッヒで音楽祭に参加し、今年も3月にベルリンとアムステルダムも滞在し、ドイツ語とオランダ語に関する調査を行う傍らアムステルダム・コンセルトヘボウ(マリス・ヤンソンス指揮)の演奏(ブルックナーばかり)を1週間に4回も聴いて来ました。こういうのを「追っかけ」というのでしょ?しかも、いい歳した女三人(オランダ人二人と私)でヤンソンス氏が演奏会を終えてお帰りなるところを「お見送り」までして、2-3分おしゃべりするというミーハーぶり。あまりにも光栄で何をしゃべったか、また何語でしゃべったか、全く記憶にありません。それほど緊張しました。
でも、ヤンソンス氏はプルトの上の威厳にみちた姿からは想像もつかぬほど穏やかで物腰のやわらかい人だったのでおどろきました。小柄なふつうのおじいさんという感じでした。
でも、うれしかったです。
PS: そういえば、昨年の4月16日に「インターネットラジオで追っかけ」の話を書いていました。今年はネットではなくリアルな世界で追っかけしたのでした。(笑)