2012年8月22日水曜日

ザルツブルクより


突然ですが、私は8月14日からオーストリアのザルツブルクに滞在しています。夢のような美しい景色、ぬけるように青い空・・・モーツアルトがすごしたこの街にいるとまるで桃源郷に遊んでいるような気分になります。

そして世界最高級の演奏家、俳優、演出家による公演は私の疲れた精神を激しく高揚させてくれます。

しかし連日の感動と当地の猛暑でついに疲労困憊してしまいました。そこで今日はコンサートを諦めて一日ホテルとその周辺だけで過ごしました。

オペラやコンサートの感想(一部すでに書いたものがありますが、)は24日にドイツのオルデンブルクに到着してからゆっくり書きたいと思います。

とことで私がこの街で実体験できたのは、「民族と言葉のモザイク」です。

一日にいくつの言葉を耳にすることでしょう!ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語は毎日どこへ行ってもききます。声楽のコンサートでは私の後ろの席でスェーデン語が聞こえました!あと、スペイン語とオランダ語も。

実際にはもっともっと多くの言葉が話されているのでしょうが、私がそれを認識できないだけです。明らかに東欧の言葉(軟音が多い)とわかったこともあります。でもロシア語ではなかったのと、その人々の風貌からしてポーランド語かと思いました。

あと、今日駅でチェコ語らしき言葉をききました。

今回嬉しかったのはお母さんが子供に話しかけているイタリア語がかなりわかったことです。大人どうしの会話はまだあまり理解できませんが。

中国語と日本語を聞かない日はありません。ホテルにも数十人の日本人と中国人の団体さんが来ています。ダイニングルームが言葉のわからない団体さんでいっぱいだとものすごく引いてしまいます。

ともかく、私が外国語のレパートリーを増やせば増やすほど、わかる言語の数が増えてザルツブルク滞在が楽しくなると思います。今はほとんど理解できないハンガリー語なんかいつか挨拶程度にできるようになると嬉しいなあと思います。

ザルツブルクに来るたびにわかる言葉が増えますように!言葉(といっても挨拶程度ですよ。)の勉強がこんなに楽しいものだったとは私自身知りませんでした。ドイツ語は苦行でしたから。(笑)

では、またザルツブルク、オルデンブルク、ベルリンから投稿します。