2011年1月25日火曜日

再開したく思います。

長らく更新が止まったままであった本掲示板、そろそろ記事を追加して行こうと思います。

2010年8-9月に約一ヶ月ヨーロッパ(ザルツブルク、ベルリン、レイプツィヒ、オルデンブルク)に滞在し、ドイツ語圏の言語、文化、社会、そしてもちろん芸術をたっぷりと体験してきました。

その記録も公開しないまま、近いうちに(2011年2月21日-3月17日)再度ベルリンを訪れようと企てています。

読者限定のSNSに公開した昨年の旅の記録も少し転載したく思います。

2010年7月10日土曜日

フィッシャー・ディースカウの11枚組+21枚組

今年5月にディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウが85歳の誕生日を迎えました。その記念にさまざまなCDやDVDがリリースされました。75歳の時も80歳の時も記念盤が出ましたから、5年ごとに大量に録音がリリースされているわけです。

今年に入って購入したF.ディースカウのボックスセットをご紹介します。

ひとつはEMIから出た"Great EMI Recordings"(11枚組):三大歌曲集を含めたシューベルト、シューマン、ブラームス、R.シュトラウスなどの多彩な内容です。伴奏者はまちまちですが、一流のピアニストが揃っています。

もうひとつは数日前にドイツから届いたばかりのボックスです。DGレーベルのもので、全部シューベルトの作品による21枚組のセットです。タイト ルは"Schubert-Lieder Gesamtaufnahme"(Limited Edition) 要するに、シューベルト歌曲大全集ということでしょう。(もちろん本当にすべての曲が録音されているわけではありませんが。)
今回「限定盤」として特価で出たようですが、2005年にも同じボックスセットが出ています。

この全集を買う気になったのは、伴奏者がすべてジェラルド・ムーアだったからです。

私はジェラルド・ムーアというピアニストは数々の歌手を「育てた」教育者兼共演者であったと思っています。

しかし、一枚2000円~2500円で親にレコードを買ってもらっていた時代(小学校~中学校時代)と今のCDでは値段が全く比べ物になりませ ん。中学校ぐらいの時は毎月親に1-2枚レコードを買ってもらうのが楽しみでデパートめぐりにつきあったものでした。その頃の一枚のレコードはほとんど宝 物で、何百回と繰り返し聴いたものでした。

それが今や11枚組とか21枚組がちょっと頑張れば買えるのです。本当に良い時代になったものです。

この21枚組、声楽を(今ごろ)勉強する我が身には貴重なアーカイブであります。DG以前のEMI11枚組も若々しい声が聴けて、後年の録音とはまた違った魅力があります。大切にしたいと思います。

聴く時間がないことが唯一の問題...(*_*)
 
PS:私は21枚組のほうをamazon.deから33.57ユーロで(新品)入手しました。日本HMVのオンラインショップを見ると一般価格が8810円でした。ユーロ安がありがたいです。(笑)

2010年5月31日月曜日

ジョン・マーク・エインズレー

ベルリンフィルの「ディジタルコンサートホール」の会員になって一年半ほどになりますが、その間のコンサートの中で何人かのすばらしい歌手を発見しました。(いや、私が彼らを知らなかっただけで、彼らはすでに全世界的に認められている大家です。)

中でもテノールのJohn Mark AinsleyとMark Padmoreはとても気に入りました。

そのJohn Mark Ainsleyなのですが、1963年生まれのイギリスのテノール歌手です。

去年の秋にハイドンの「四季」でベルリンフィルと共演しています。その声が麗しくて、感銘を受けました。

ところで、この人かなり若い頃からスキンヘッズみたいです。

髪があるのとないのではずいぶん印象が違いますねー。次は写真集。

http://www.google.com/images?q=John+Mark+Ainsley&oe=utf-8&rls=org.mozilla:en-US:official&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=smsDTOvABc_Qcc_EzNUB&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CDYQsAQwAw


http://www.youtube.com/watch?v=BYOZnwQQV18
(John Mark Ainsley, "Where'er You Walk" from Handel's Semele. 1999年録音。)

Where'er You Walk from Handel's Semele.
(同上、こちらはスタジオ録音か? 1987年録音とか。)

http://www.youtube.com/watch?v=Fot_XnzLlfk&feature=related
(”Look down, harmonious saint”, HWV 124, also known as Praise of Harmony, ヘンデルの曲です)

エインズレイを通してこれまであまりご縁のなかったヘンデルを聴いてみようという気になりました。

ついでに、こちらもぜひ:
http://www.youtube.com/watch?v=vCQccqnVt4c
(ミュージカル "Brigadoon"から"Come To Me, Bend To Me ")

う~ん、たまらない。ため息の出そうな歌声。

パドモアについてはまた別の機会に。

私にとって、ドイツ3大テノールは、「ヘフリガー、ヴンダーリヒ、シュライアー)だったのですが、今度はイギリス3大テノールができるかも。(笑)

2010年4月24日土曜日

長文を誤って削除してしまいました。(泣)

2010年3月23日火曜日

クリストフ・プレガルディエン?

今NHK-FMでプレガルディエンの「冬の旅」を放送しています。

ペーター・シュライアーが引退した後、どうしても気にいるテノール歌手が見つからなくてCDを買ってもがっかりしてばかりでした。

プレガルディエンの演ずる「マタイ」の福音史家は、アルノンクールの指揮した演奏で聴きました。

今やっている「冬の旅」は・・・正直言ってやはり満足できません。

歌い方が私のイメージする「ベルカント」っぽいものではなく、ごつごつしているのと、やはり(ライブだから仕方ないですが)音程が必ずしも良くないです。

テノールといえば、最近ヨナス・カウフマンがけっこう売れているようですが、試聴した感じでは「私のタイプ」じゃないです。

ヴンダーリヒのような麗しい声、シュライアーのような繊細でしかも真摯な歌い方の人って現役でいませんか?

ベルリンフィルの演奏会のアーカイブで聴いた演奏ではイギリスのJohn Mark Ainsley(ジョン・マーク・エインズリーと読むのでしょうか?)というスキンヘッズのテノール歌手はなかなか美しい声でした。音程も良いし。

一曲ここにリンクしておきます。

なお、私がベルリンフィルのアーカイブで聴いたのはハイドンの「四季」でした。

http://www.youtube.com/watch?v=vCQccqnVt4c&feature=related

英語の歌も声楽ではドイツ語みたいな r を使うのですね。面白いです。

Ainsleyの演奏、もう一曲追加しておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=z8PBKf2m5ps&feature=related

2010年2月21日日曜日

「虹と雪のバラード」

ラジオでオリンピック中継・録音を聴こうとすると放送の前にいきなり「きーみ(を?は?)」と男の声が突っ込んで来るので大変迷惑しています。NHKさん、どうにかならないものでしょうか?(笑)

冬季オリンピックの歌といえば、なんと言ってもこれ、「虹と雪のバラード」、1972年、トワ・エ・モアの演奏。

http://www.youtube.com/watch?v=RD3ucoODHLE

ちょっと聴きたくなってYouTubeを検索してみたらすぐに見つかりました。

聴いた感想は・・・「あれ?」。

子供の頃聴いたのはすごく綺麗な歌でした。しかし今聴くと音程の不安定なところを見つけたり、声がしっかりしていない(そりゃそうだ、歌謡曲の歌い方は、クラシックのリートとは違う!)気がしたりで、満足度は60%ぐらい。とても素敵な曲なのに...

30年ぐらいこの曲を聴かないでいたのですが、その間に私は自分の頭の中で曲をすっかり「理想化」していたようです。

それに声楽の端っこをちょっとかじっただけで、歌謡曲の歌い方だと物足りなく感じるようになってしまいました。これから聴ける、いや聴いて満足できる演奏はどんどん少なくなって行くのだろうなぁ、と少しがっかりしています。

ところで最近よく聴くのはこんなソプラノです。

http://www.youtube.com/watch?v=4Xkupz3uHZo

ロッテ・レーマンの歌うシューマンの「女の愛と生涯」。この録音はSP盤からの復刻版です、手元にあるのは彼女が今の私の年齢ぐらい(50代前半)の頃の録音です。やっぱり満足度が違います。

2010年2月14日日曜日

DCH:無事に聴けています。

前半のプログラムが終了し、今休憩です。

休憩時間に内田さんのインタヴューが入っています。

一回目の演奏会(ベートーヴェンピアノ協奏曲第1番)の時はたしかドイツ語で話しておられたのですが、二回目以降は英語です。

内田さんはドイツ語も英語も上手ですね。彼女の経歴から言えばドイツ語が第一外国語、英語が第二外国語なんでしょうが、どちらもわかりやすいです。英語はイギリス語です。

でも、英語でしゃべっていてもひどく感情的になるとドイツ語が飛び出してくるので笑ってしまいます。「そんなのナンセンス!」というのに、"Quatsch!"(クヴァッチュ)

DCHでは、協奏曲のある時はソリストのインタヴューが入ることが多いのですが、使用楽器の話題がよく出てきます。

今回も内田さんは自分専用のグランドピアノを運んで来たそうです。そのピアノは素晴らしく表現力のある楽器だそうで、"It travels fast "「速いスピードで(音が)飛んで行く」、などと面白い表現がたくさんありました。

あ、今ちょうどアナウンスがあったのですが、今回のコンサートはハイチの人々の支援のために寄付されるそうです。ラトル氏が英語で、内田さんが日本語で話されました。

内田さんの言葉、日本語が一番不自然な感じです。

では、後半を聴きます。